BL書庫

飽きるまでBL感想文書きます

沼の中からBL漫画

 

 

前回のブログで吉田ゆうこ作品にハマったと書いたのですが、そこからまた二作ほど読みまして。あまりにも良くて脳がイカれてしまいました。
本当にどれもこれも良すぎてなんやこれは…となっています。

 

 

 

読んだ。これが狂うほどよかった。脳髄に染み渡る…。
攻めの鴻巣がどうしようもない人間でそのどうしようもない酷さがめちゃくちゃうまい。どこにでもいるクズがクズだとわかるような表現の仕方じゃなくて、じわじわと胸が抉れるような言い方を悪気なくあっさりと言ってしまう。
相手が好きだからではなく、同性との性行為に興味があったから関係を持ったっていうのは割とBL界ではあるあるな話かなとは思うんですけど、うん…。自分のことを好きではないとわかる瞬間の描写が脳がイカれてしまうのでおすすめ。

 

 

 

 

これも脳がイカれる。美しいというタイトル通りの作品。うーん、なんだろうな。
願いと美しさ、それがとても素敵で。受けの青年が願う言葉がすごく好きで、脳が狂った。

 

 

 

最近は小説よりも漫画の方がよく読んでいる。小説も読みたいのに、ぼんやりとしてしまう。
おすすめのBL小説がありましたら教えてください。基本何でも読めます。

 

 

 

 

そして沼にハマる(吉田ゆうこ作品)

   

 

 

 

これをKindle Unlimitedで読みまして、どハマり。めちゃくちゃいい。とても性癖に刺さりまくって、毎日読み返すほど。
他の作品も読みたい〜〜〜〜〜と思って二冊買った。

 

 

この二つを読んだ。どっちもよかった…。絵の雰囲気は可愛いんだけど、三作品とも染み渡る良さがある。

 

 

まずはボクはHから。
攻めが罪深え…。受けも攻めも切ねえ…。この攻め反則やろって思うんだけど、それがまたいい。
語彙がねえ…。
どちらもとても清く美しいんだと思います。真剣交際って何なんですかね。

 

 

1DKえっちはめっちゃ刺さった。これは人生のBL漫画に入るぐらい刺さった。
攻めがサディスト。痛々しいプレイというよりかは相手が辛そうにすればするほど興奮すると言った攻めの葛藤の方があるかな。
攻めの顔整ってるけど、超弩級の整いとかじゃないのがさらにいいなあと思う。攻めが自分の顔を一目惚れするような顔じゃないって言ってるのもいいよなあ。
あとドリームランド読んだ時も思ったけど、二ページまるまる使った一枚絵みたいなのがすごくいい。そこだけで全てが完結するような感情がいっぱい詰まってる。

性癖って難しいよなあと考える今日この頃。

 

 

よかった…。他の作品も読もう…。BLで救われる命がここにある。

 

 

 

 

 

すごく中身について↓

1dkえっちで攻めが受けに向かって、愛しているよ覚えていてねって言って一度別れるんですけどそこがメッッチャよかった。脳が狂う。

 

 

 

 

始まるBL小説

 

 

 

 

読んだ。高遠さんの新作嬉しすぎて新作ってだけで嬉しいのに続き物だとは…。嬉死んでしまう。
新人刑事と危ない橋を渡りまくるバーテンダーの二人の話。刑事と犯罪を犯している人間の話となると神様も知らないシリーズを思い出す。めちゃくちゃ面白いけれど、脳が抉られるかと思う。
この二人はどんな終着点に落ち着くのだろうか。出てくる人間みんな魅力的ですぐに読み終えてしまった。

 

何気に高遠さんのシリーズものをリアルタイムで追うのが初めてなのでワクワクが止まらない。そして多分途中で続きが気になりすぎて狂ってしまうんだろうなという予想もできる。

絶対に面白いシリーズになるので読んで欲しい…!!!!!!!と言う気持ち。

 

dom/subユニバースありがとう

 

 

久しぶりすぎる更新。Kindle Unlimitedで日々吸い込んでいるのでそっちのことも書きたい。

 

読んだ。
ドムサブは設定は知っていたし、一時期この設定最高か…!?と思い漫画は数冊?読んだ。
ドムサブはまだ発展途上というか知っている人が少なくて、なかなかドストライク!というものに出会うのが難しい。今回のこれもどストライクドムサブかといえばわからないけれどよかった。

これはどちらかというと激し目のドムサブではなく、ドムサブの甘やかしたい褒められたい方面の欲求?が強目という感じ。今まで読んだドムサブは支配欲、被支配欲というのが強いものが多かったので新しいドムサブというかこっちのドムサブもいいなあ…と思った。

あとswichっていうのがあるのがドムサブの良さだと思う。この界隈の人間の欲望をぶち込んだ感じがいい。後付けしなくても元からどちらの性質を併せ持つ人間がいるのがいい…。

元々夕映さんの小説が好きなので、Twitterでドムサブ書きたいって呟いていた時はすごく嬉しかったしそれが現実になったことが幸せ。後書きを読んでかなりドムサブ好きな方なんだな…とも思った。  
夕映さんの文章で現代物のドムサブも読んでみたい…。咽び泣くと思う。

あとメルの顔が好きだ…。

 

sm的な面よりも愛情で成り立つ関係の面が重視されているので、激しいこととかしていないのでドムサブ知らない人でも読みやすいかな〜と。
smぽさがガンガンにあるドムサブも愛情でデロデロにするドムサブも最高だと思う今日この頃。もっと増えてくれ〜〜〜!!!!!!

 

 

 

今日もしんどいBL小説

 

 

 

 

読んだ。発売当初に本屋さんで見つけて買ったんだけど絶対しんどいやつじゃん…と思って読んでなかった。何気に初読み。

執事ってことと、絵が笠井さんなので

 

これ思い出した。処女執事マジで名作だと思う、タイトルも表紙もすんごいことなってるけど…。

 

 

 

すごくネタバレ↓

 

 

 

 

 

うーん…しんどい。うーん、しんどい…。

あんまりああいうラスト商業で読んだことがなかったので嬉しかった。嬉しいって変だけど、ああいうラストって出版できるんだな〜とか意味のわからん嬉しさを感じた。

これからの人生が長いであろうアンドロイドの為に記憶を消して欲しいと願った人間と、記憶を消すことを拒んだ(であろう)アンドロイドと、記憶を消すことも修理をすることもしなかった人間。全員の選択というか意思が泣ける。

 

こういうアンドロイドSF好きなので、BLでいっぱい読みたい。誰かアンドロイドBL教えてください。

 

文章好きだったので他の作品も読みたいな…

 

 

 

 

 

 

久々のBL小説

 

 

 

【Amazon.co.jp 限定】Mr.α(ペーパー付き) (CROSS NOVELS)

【Amazon.co.jp 限定】Mr.α(ペーパー付き) (CROSS NOVELS)

  • 作者:夕映 月子
  • 発売日: 2021/02/10
  • メディア: 単行本
 

久しぶりの新刊、といってももう一ヶ月以上前のものだけれど。

月映先生の作品好きで、新刊は割とチェックしている。BLは雑食といえど好みはあるので基本的に作家買いはしないんだけど、夕映先生のは割と作家買いに近いかも…。

 

 

大好きオメガバ、買うのが遅れたのは純粋に金欠だった。あと二月はそこまでBLを欲していなかったというのもある。

オメガバはα×Ω至高派閥で、たまーにβ×Ωを読んでヒィヒィと泣いていた。

よく考えたらα×βってあんまり見かけないな…?最近はΩ×αがあるとか何とか聞いた。オメガバのカプの多様性よ…広がりがすごい。

 

とりあえず以下ネタバレ

 

 

まさか性が変わるとは…。いやなんとなく予想していたんだけど、商業では初めて読んだかもしれない。そのαによって変わった性ってなんかすごいな。マジで自分のためのΩじゃん…。

先生が後書きで書かれてたけど、何気にβが一番幸せ説言われてみると確かになと思った。多数派だし、基本フェロモンとかに左右されないし。まあ番とかそういう運命的な何かはないけど、それが一番多数だとそれも特に問題にならないし。

受けが元々本当にβなので、一般的なオメガバの雰囲気とはまた違う。圧倒的多数派のβから見た世界というか、バース性というか。オメガバってαかΩから見た世界観が多いと思うし。

受けが気づけばΩになり、しかも妊娠していてひっくり返った。これはなかなかの急展開。Mr.αはすごい。でもなんかこう、攻めMr.α感ある。一般的な圧倒的攻め様(?)テンプレゴリゴリではないんだけど、やっぱ圧倒的攻めだった。うーん。

 

後書きで書かれていた元々想像していた方向性のこの二人も読んでみたかったなという気持ちもある。

良かったです。

 

 

本棚眺めてたら急に

読みたくなって読んだ。久々の再読。

やっぱ海野先生面白いな。ズレ狂った絶妙な攻めと受けが最高に好き。

八王子姫 (シャレード文庫)

八王子姫 (シャレード文庫)

 

八王子姫の攻めとか変人すぎて、天才だと思う。ここまでリアルな変人というか、ヤバいやつギリギリを描けるのすごすぎる。

 

 

 

とりあえず寝よう……。

 

 

 

 

 

深夜のBL小説

 

 

 

 

小説家は懺悔する (キャラ文庫)

小説家は懺悔する (キャラ文庫)

 

読み終わった。今三冊目を読んでいる。

菱沢さんの文が好きでちまちまと集めては読み進めている。

攻めが過去に二度目の前から大切な女性が消えてしまうという経験をした人で、色々あって受けが攻めからの愛情を上手く受け取ることが出来ず色々あった際に言った言葉が悲痛で読んでいて辛かった。
結婚した、籍を入れた。でもそれは相手にとっては引き止める術にはならなかった。自分は相手と一つだと信じて疑わず、同じであるのだと思っていたらそうではなくなっていていなくなっちゃった。

 

私にとって菱沢さんの文章って深夜。静かで密やかででもはっきりとしたアイデンティティがある。この静かさと淡々とした冷たさのような質感がたまらなく好き。

 

好きだという感情の際限のなさ、好意の永遠性と不安。そのどちらもが常にある感じ。

すごく眠いから寝た方がいいとわかっているんだけど、この時間の読書がやめられない……。